看護師への道

道
看護師について

長い道のり

病院で患者の入院生活を補助したり、医療現場において身体だけでなく心のサポートを行い、
医療行為を進めやすくなるための活動を行う等、看護師の行う仕事は多岐にわたります。

人々のためにつくす看護師になりたいという方が知りたい、
看護師への道はどのようなものなのでしょうか。

誰でもすぐに看護師になれる訳ではありません。
看護師になるには中学、高校卒業後に看護士養成所や短大、専修学校、
あるいは看護系の大学(大学の看護学科など)で学ぶ必要があります。
学校により学べる内容が違うので、オープンキャンパスに行き比較するといいでしょう。
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その後、厚生労働大臣の免許を取得すると、正看護師として働く事が出来る様になります。
准看護師の場合は養成所へ通うか、高校の衛生看護科で学んで、
都道府県で実施される准看護師試験に合格すると、
知事から免許が交付されて准看護師として働く事が出来る様になります。
医療現場できびきび働くまでの下積みは大変そうです。

さらに最近では看護師の専門性を高めるため、
1996年に専門看護師、1997年に認定看護師の資格が誕生しています。
専門看護師は認定審査で合格した人に与えられるもので、精神看護やガン看護、
小児看護など、解決が難しく複雑な病気の人へのケアを良くしようというための専門家です。

これには保健師、助産師、看護師のいずれかの免許が必要である上に大学院修士課程を修了し、
実務経験とくに専門看護分野の経験を積んでいる事が必要となります。

認定看護師は救急やホスピス、糖尿病等の特定の看護分野で熟練した方を認定するものです。
こちらは実務経験とくに特定看護分野の経験を要するものです。

専門看護師、認定看護師のいずれにせよ、その道のさらに熟練した方だという事になります。

自らの力をつける重要性

さて、看護師になるためにいくつかの方法があるというわけですが、
看護専門学校(3年間)、短期大学(3年間)、看護系の大学(4年間)のいずれがいいのでしょうか。
看護師の中で一番多いのは、看護専門学校出身者のようです。

ここでの学習時間の3分の1ほどが看護実習という事で、
国家試験合格後に即戦力として活躍することになるでしょう。

一方で短期大学だと他の学科と一緒になっている事が多いため、
幅広い知識を身につける事が出来ますが、出身者は非常に少ないようです。
看護系の大学では「自らの力をつける」ことに重点が置かれるようです。

また、看護師国家試験受験資格以外にも、保健師、助産師国家試験受験資格が得られる事や、
場合によっては養護教諭資格を卒業と同時に得られるという点が特徴です。
勤務体制はどのようになっているのかも気になるところでしょう。

病院によりますが、3交代制だと8時間ずつ、2交代制だと夜勤が長いようです。
この夜勤がいわゆる「当直」になるようです。

また、看護師以外で看護の現場に携わる方法として、看護助手がいます。
こちらは国家資格が不要で、看護師不足に悩む病院が採用して、
医療行為はできませんがサポートとして従事しているそうです。

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