看護師の重要性
看護師になるには、国家試験である看護師試験に合格しなければなりません。
看護師を目指す人には、看護師になるまでの流れ、
特に試験の受験資格、科目、内容、合格基準が必要となるでしょう。
また、試験合格後に就職、さらには転職する際に知っておくべき事もいくらかあるでしょう。
高齢化社会を迎えた日本では、看護師はますます必要とされています。
看護師の資格は一度取得すればずっと有効で、この資格があれば職を失う可能性は低いでしょう。
ただ、看護師資格の国家試験の合格者は毎年4万人以上出ているのに、
看護師不足は一向に解消されないそうです。
かつての「保健婦助産婦看護婦法」では、女性は「看護婦」、男性は「看護師」と呼ばれていましたが、
「男女雇用機会均等法」が施行された事により、
法改正がなされて2002年3月から「看護師」と呼称が統一されています。
でも、男性の看護師を見る機会は少ないのではないでしょうか。
年々増えているとはいえ、2006年の時点では男性看護師は5%弱です。
教育カリキュラムも勤務内容も同じなのに、従事する方々の比率はまだまだ差が大きいようです。
専門的な分野について
さらに最近は、看護師にも特定の専門分野に強い人を意味するものが出来ています。
例えば特定の看護分野に関して熟練した知識と技術を有する認定看護師、
特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有する専門看護師です。
これらは5年で更新する事により、レベルを維持しているようです。
他にも家庭を訪問して患者のケアを行ったり、患者とその家族に保険指導を行ったりする訪問看護師もあります。
動物を家族の一員とみなす人は動物病院で獣医にペットの診療を依頼します。
動物病院で働く看護師は「動物看護師」ですが、こちらは国家資格ではなく民間資格です。
各団体が実施する認定試験などに合格し、
認定を受ければ動物看護師として働くことができます。
看護師不足で大変
さて看護師はどれくらい不足しているのでしょうか。
2011年には全国で56,000人ほど不足しているそうです。
新卒看護師と再就職者が居る一方で、それを上回る退職者がいるため、
看護師不足はなかなか解消されません。
医療の高度化、専門化に加えて、ベッドの稼働率を上げる方針の医療機関が増えたため、
看護師の職務が多忙かつ複雑になっています。
このため退職する看護師が増えているそうです。
看護師が退職すると、残った看護師がますます多忙になるという悪循環に陥る可能性があります。
看護師として勤務する際、どういう病院を選べばいいのでしょうか。
やめたほうがいい病院の例で指摘されている事項には、違法なのではという様なものもあります。
患者として診療を受けるときの病院の評判が、
看護師として勤務する場合の評判と共通するところもあるようです。
また、正看護師が少ないところは仕事の負担が多くなるという事もあるようです。
看護師たちもサラリーマンと同じ悩みを抱えているという事が伝わってきます。
職場でお悩みの方は参考にしてみてください。
また、最近では看護師の職場として保育園や介護施設でのニーズというのも
高まっています。少子高齢化が進み介護施設が増えていること、相反して
一部の都市で待機児童の問題で保育園、幼稚園が足りていない背景から自治体
が動き出している経緯もあります。